働き方が変わったのは「手段」より先に“土台”があったから

目次

頑張っているのに、ずっと追われている感じ

「ちゃんとやっているのに、なぜかずっと時間が足りない」
子育て中の働き方って、そんな感覚になりやすいと思います。

お迎え、行事、急な体調不良。自分の都合よりも先に“動かせない予定”が入ってくる。
そのなかで「収入も必要」「でも働き方は制限される」。このジレンマは、想像以上に心を削ります。

今回、野田真実さんにインタビューして、改めて思いました。
働き方を変える鍵は、才能や根性よりも「土台の作り方」にあるかもしれない、と。

「小一の壁」は、気合いで超えられない現実

女性のキャリアって、節目が何度も来ます。結婚、出産、育児、介護、体調の変化。
そのたびに「今まで通り」では回らなくなる。

真実さんが話していたのは、まさにここでした。
就活をしてみたものの、子どもが小学校に上がるタイミングは、企業側から見ても敬遠されやすい。
本人の能力以前に、”働き方の制約”が壁になる

中村理恵

小1の壁ってよく聞くよね。
その時期、就活って不利に感じませんでした?

真実さん

めちゃくちゃ感じました。節目の時期って、会社側に嫌がられることが多くて…。。

中村理恵

時短や急なお迎えって、やっぱり敬遠されがちですよね。

真実さん

そうなんです。
通勤距離も含めて、選べる仕事が本当に限られてしまいました。

この話を聞いて、改めて感じたのは「やる気だけではどうにもならない制約」が現実にあるということ。
通勤に時間を取られ、時間が固定されていると、家庭の負荷はどんどん増していきます。
だからこそ、まず必要なのは「今の現実に合う働き方」を設計することなんだと思います。

 料理の仕事が悪いわけじゃない。でも“構造の天井”はある

真実さんは元々、料理研究家として活動していました。
きっかけは、息子さんの食物アレルギー。同じ悩みを持つ人の役に立ちたくて始めた、と。

SNSで発信して、仕事は回っていた。オンライン教室も早くから取り入れていた。
それでも、生活の状況が変わると「このままでは足りない」が現実になります。

中村理恵

料理のお仕事、当時は順調だったんですよね?

真実さん

はい。集客に困る感じは少なかったですし、それなりにお仕事はいただいていました。

中村理恵

それでも方向転換しようと思ったのは、何かきっかけがあったんですか?

真実さん

家庭の状況が変わって、「これからは私が生活を支えないといけない」ってタイミングが来たんです。

料理教室のように「自分が直接提供するサービス」は、どうしても”提供できる人数”に上限が出やすい。
これは努力不足ではなく、構造の話です。
うまくいっていても、環境が変われば「足りない」が見えてくる。仕事選びは「好き」だけでなく「構造」も見る必要があるんだと、改めて実感しました。

未経験からの転身を可能にしたのは「運」だけじゃない

真実さんが次に出会ったのが、リモートでSNSマーケターとして働ける求人でした。
採用されて、実務をしながら学ぶ時間に入った、と話しています。

ここで大事なのは、「特別な人だからできた」と片付けないこと。
真実さんはSNSが好きで、普段からリサーチをして、動く前に情報を見て判断するタイプ。
本人は”当たり前”と思っていたその習慣が、実はマーケティング的な素質だったんです。

中村理恵

未経験でマーケティングの世界に入って、実際どうでしたか?

真実さん

正直、めちゃくちゃ大変でした。自己流でやってた部分を修正しないといけなくて。

中村理恵

短期間で知識を詰め込むのって、相当なプレッシャーですよね。

真実さん

1ヶ月くらい、他のこと全部放置して必死でしたね。でもお金をいただきながら学べたのは大きかったです。

この話から学べるのは、”未経験OK”と言われていても学びの密度はかなり高いこと。
自己流を直すのは痛みを伴うけれど、そこを乗り越えると確実に伸びます。
そして、リサーチが好きという習慣自体が、実は大きな強みになり得るということです。

 SNSのノウハウに疲れた人ほど、「土台」に戻ると楽になる

私が印象的だったのは、真実さんが「無料の情報は一部分だと分かった」と話していたことです。
SNSには「これで伸びる」「これで売れる」が溢れています。でも、それは切り取りで、全体の設計が抜け落ちやすい。

私自身もずっと感じてきたのですが、伸びていく人と止まり続ける人の差は、根性ではなく”土台”です。
コンセプト、比較、強み、提供価値、導線。ここが曖昧なまま、手段だけ増やすと苦しくなります。

中村理恵

マーケティングって、ノウハウじゃなくて”総合格闘技”だよねって話もしましたよね。

真実さん

本当にそうですね。部分だけやっても、全体が分からないと機能しないんだなって思いました。

中村理恵

手段から入ると、どうしても崩れやすいんですよね。

真実さん

そうそう。柱がないのに壁だけ作ってるみたいな感じで、後から立て直そうとしても結局崩れやすいです。

働き方が変わると、時間も収入も「設計し直せる」

真実さんの話でリアルだったのが、生活のなかでの時間の使い方。
送迎の待ち時間など、従来なら”空白”になっていた時間が、リモートワークだと”前に進む時間”になります。

さらに収入面でも、料理教室時代と比べて「体感で5倍くらい違う」と言っていました。
これは単に職種の差というより、単価が上がりやすい仕事構造・経験が積み上がる仕事構造に移った結果だと感じます。

中村理恵

リモート中心になって、生活面はどう変化しましたか?

真実さん

家でできるし、途中で買い物や子どもの行事に行くのもOKで。
トータルでやることやってればいい働き方でした。

中村理恵

スキマ時間も活かせるって言ってましたよね。

真実さん

そうなんです。送迎の待ち時間とか、スマホで作業できるので
時間がすごく上手に使える感覚があります。

リモートワークは「時間を再編集」できる働き方です。
そして収入は”努力”よりも”構造”に引っ張られます。
生活に合う働き方を選ぶことで、心の余裕も確実に増えていくんだと実感しました。

まとめ:頑張っている人ほど、手段ではなく「土台」に戻っていい

今回のインタビューで強く思ったのは、真実さんが”特別に恵まれた人”というより、
「自分の素質を理解して、活かせる場所を探した人」だったことです。 

そして、多くの人が苦しくなるのは、努力が足りないからではなく、順番が逆だから。
手段の前に土台。土台が整うと、発信も、商品も、働き方も、グッと楽になります。

全体を通して押さえておきたいポイント

この記事のポイント
  • 「やる気」では解決できない制約がある
    通勤や時間固定が家庭の負荷を増やす。まず必要なのは「現実に合う働き方」の設計。
  • うまくいっていても、環境が変わると足りなくなる
    人数上限がある仕事は”頭打ち”が起きやすい。仕事選びは「好き」だけでなく「構造」も見る。
  • “未経験OK”でも、学びの密度は高い
    自己流を直すのは痛みがあるけれど伸びる。リサーチ好きは、それ自体が強みになり得る。
  • ノウハウは「土台がある人」に効く
    先に整えるのは、コンセプトと比較と設計。”やることを増やす”より、”順番を正す”。
  • リモートは「時間を再編集」できる
    収入は”努力”より”構造”に引っ張られる。生活に合う働き方は、心の余裕も増やす。
  • 自分の素質を理解して、活かせる場所を探す
    特別な人だけの話ではなく、順番を正せば誰でも前に進める。

「今の状況だと、何から整えるべきかだけ知りたい」
「売り込み前提ではなく、方向性の整理から相談したい」
そんな方は、お気軽にどうぞ。

・お問い合わせはこちら:<ここにURL>
・勉強会のご案内:<ここにURL>

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次